将棋界伝説の一手

伝説の一手といえば?

こんにちは。9x9ユニバース管理人です。

名人戦第2局が始まりましたね。おとなりの、学生時代を過ごした福岡県で行われており、何だかソワソワします。あー行きたい。

対局場へは行けるわけないんですけど、近くで解説聞くだけでも至福のひと時なんです。

さて最近の棋戦はゆっくり観れていませんが、よく観てた若いころは、手つきだけで棋士がわかったものです。駒の並べ方にも特徴ありますよね、マスの真ん中に置く先生、手前の線にピッタリ合わせる先生。

大尊敬する羽生先生は、今も昔もそれはそれはきれいな手つきです。華奢な手つきから繰り出される妙手、奇手、マジック。

そんな中でも思い出すだけで興奮する、私にとっての伝説の一手があります。NHK杯での加藤先生との対局で指された一手。5二銀

今やYouTubeで検索すると、すぐ出ますね。いい時代です。解説は米長先生。聞き手は永井さん。棋譜読み手は蛸島さん、チョーなつかしい。

ひふみんじゃないですよ、加藤九段です。加藤大先生です。この頃の貫禄たるや威圧感たるや。

1989年NHK杯羽生五段vs加藤九段(YouTube)

この対局をリアルタイムで観てた時の驚きはそりゃーもう大変なものでした。なんじゃこりゃーって感じでした。

今年、藤井聡太二冠が指した、AIを超えたと言われる4一銀を観た時、この5二銀がフラッシュバックしました。「鮮烈」って言葉がピッタリな両手。

・・・

9×9マスで繰り広げられる広い深い世界。何億局、何兆局の中から生み出される神がかり的な一手。人間が指すから、伝説になる。

これからも、楽しみは尽きません。

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